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ペアの相性?水温?日照時間?メダカの産卵には条件がある!

「繁殖」はメダカ飼育の醍醐味の1つで、きれいなメダカを生み出そうと挑戦する人は少なくありません。

しかし、いざ繁殖をさせるにしても、なにから始めれば良いのかわからない、という問題に直面します。メダカは繁殖が簡単な部類ですが、“条件”がそろっていなければ産卵しません。

そこで、今回は「メダカの繁殖に挑戦したい!」という方向けに、メダカが産卵する条件をご紹介します。

AQUAさん

メダカを効率よく繁殖させるためには、条件をそろえる必要があります。1つでも足りなければ産卵しない、もしくは効率がガクッと下がるので、要注意です。

メダカが産卵する条件

メダカが産卵する条件は、

  • オスとメスの相性
  • 水温
  • 日照時間
  • 栄養

この4つです。

これらの条件がそろって初めて産卵するので、繁殖させる場合は必ず把握しておきましょう。

相性の良いオスとメスをそろえる

メダカにも相性があり、相性の良いオスとメスをそろえることが重要です。

オスとメスがいて、他の条件がそろっていたとしても、気の合うペアでないと繁殖しません。これはメダカに限らず他の魚類にも同じことが言えます。

上手く繁殖まで進まない場合はメダカを入れ替えて、相性の良いペアを探すのも効果的です。

水温は18℃以上

水温は18度以上、できれば26℃程度が理想的です

自然下のメダカは水温の上昇を感じ取り、繁殖を意識し始めます。メダカの繁殖期が春なのは、水温が18℃以上に上昇するためです。

水温が低いと繁殖のスイッチが入らないので産卵に至ることはありません。そのため、水温が上昇する春~秋の初旬が繁殖シーズンとなり、水温が下がり始めると繁殖を止めてしまいます。

とは言っても、30℃を超える高水温も繁殖の条件とはしては良くないので、最適な水温になるよう水槽の設置場所など工夫しましょう。

繁殖時にも要チェック!メダカを飼育するときの最適な水温とは

日照時間は13時間以上

メダカの繁殖には日照時間も欠かせない条件です

屋内飼育で照明を使う場合は13時間以上を目安にしましょう。先ほど、メダカが繁殖を意識し始める時期は水温が上昇する春と述べましたが、これは日照時間も関係しています。

春に近付くにつれて日が長くなり、水温とともに条件を満たすと繁殖を始めることが知られています。屋外飼育であれば、日が差し込むため、調整する必要はありませんが、屋内の場合は照明を使って調節することが重要です。

ただし、「点灯時間は長ければ長いほど良い」というわけではなく、あまりに長時間だとコケの発生や生活リズムが乱れ、メダカの健康を害してしまうことがあるので注意しましょう。

餌を与える頻度を増やす

繁殖させるためには餌を与える頻度も肝心です。

繁殖にはエネルギーが必要で、メダカは餌を食べることで繁殖できる体作りをします。

多いときには毎日産卵することも珍しくはなく、繁殖に使うエネルギーと卵を作るための栄養を考えると多くの餌を食べなければいけないのは当然のことでしょう。

普段の目安が「1日2回、5分で食べられる量」であれば「1日6回、5分で食べられる量」といったように給餌回数を増やします。回数はこれより多くても問題ありませんが、必ず“食べきれる量”をあげてください

食べ残しは水質の悪化につながってしまうため、食べ具合を確認しながら与えると良いしょう。

メダカが産卵する条件をそろえて繁殖に挑戦しよう

メダカが産卵する条件をまとめると、

  • 相性の良いオスとメス
  • 水温は18℃以上、26℃程度
  • 日照時間は13時間以上
  • 給餌頻度は普段よりも多めに、食べきれる量

なかなか繁殖にいたらない場合は、この4つの条件をそろえてみてください。

繁殖に適した環境が整っていれば、毎日産卵することも珍しくはありません。

増えて育っていくメダカを観察することは、とてもやりがいがあるので、興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

メダカの産卵と繁殖 その1【産卵編】 メダカの産卵と繁殖 その2【孵化編】 メダカの産卵・繁殖 その3【成長編】
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