メダカは飼育の仕方1つで、成長具合が大きく異なります。
特に稚魚期はとても大事な時期なので、飼育環境には気をつかわなければなりません。しかし、思ったように成長せず頭を抱えてしまう人を見かけることがあります。
そこで、今回はメダカの稚魚の成長が悪いときにチェックする5つのポイントをご紹介します。
AQUAさん
メダカの稚魚の成長が悪いときにチェックする5つのポイント
メダカの稚魚の成長が悪いときにチェックすべきポイントは、
- 餌の種類
- 給餌頻度
- 水温
- 飼育容器の大きさ
- 日光や照明
の5つです。
稚魚の成長具合が良くないときは、どれかの項目の管理が適切でない可能性があります。
チェックして、不十分であれば対策することをおすすめします。
メダカのサイズに餌の種類・大きさが合っているか
稚魚の大きさに餌の種類や大きさが合っているか確認しましょう。
稚魚の口の大きさは非常に小さく、食べられる餌が限られます。もし、親メダカと同じ餌を与えるのであれば、限界まで小さくすり潰して与えることが重要です。
いちいちすり潰すのが面倒、という人は飼育水を「グリーンウォーター」にするのもおすすめ。グリーンウォーターとは、植物プランクトンが沸いて緑色に見える水のことです。
水中の非常に小さな植物プランクトンを稚魚が食べるため、餌として申し分ありません。水を日光の当たる場所に置いておけば、グリーンウォーターが作れるので、餌の種類でお悩みの方は試してみてください。
また、粒が小さい稚魚用の餌を合わせて与えるのも良いでしょう。
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給餌する頻度は適切か
稚魚期の餌の頻度は成長具合に直結します。
成長が悪くなるどころか、餓死してしまうことも珍しくはないため、期間が空いてしまわないよう気を付けましょう。
頻度は1日2回、5分程で食べられる量を目安に与えます。少ないと成長に良くありませんし、多すぎても水質が悪化してしまうので、食べ具合を確認しつつ給餌することが大切です。
また、先ほどご紹介したグリーンウォーターであれば、好きなタイミングで餌を食べられるため、餌をあげ忘れる心配もありません。
水温が低すぎないか
水温が低いとメダカの活性が下がる可能性があります。
活性が下がると餌を食べる量が減るので、成長具合が悪くなることも。
繁殖シーズンであれば、あまり心配する必要はありませんが、クーラーの効いた室内などに飼育容器がある場合は気を付けましょう。
繁殖時にも要チェック!メダカを飼育するときの最適な水温とは飼育容器のサイズが小さすぎないか
飼育容器のサイズが小さすぎると、成長に影響する場合があります。
魚の成長具合は飼育容器のサイズによって変わることが知られています。
この傾向は大型魚に顕著で、小さなメダカが受ける影響はそこまで大きくありませんが、極端に小さな飼育容器はあまりおすすめしません。
また、過密飼育になりがちで、
- 餌が行き渡らない
- ストレスを受けやすい
といったデメリットも考えられます。
そのため、できるだけ大きな飼育容器を使う、もしくは容器を分けるなどして飼育密度を調整した方が良いでしょう。
産卵と稚魚育成を効率よく行うために。容器と産卵床を工夫しよう。日光や照明が当たっているか
メダカは昼行性の生き物なので、薄暗い環境では活動が鈍くなります。
当然、餌を食べる頻度も減るため、成長具合に影響する可能性があります。また、日光を浴びることで丈夫なメダカに育てることが可能です。
そのため、できるだけ日光の当たる場所に飼育容器を置いたり照明を使ったりなどして、活動時間が短くなることを防ぎましょう。
立派なメダカに成長するかは稚魚期の世話が大切!
体格が良くきれいなメダカに育てるためには、稚魚のときにどれだけ良い環境を整えられるかにかかっています。
餌はもちろん、水温や飼育容器、光量にも配慮して、立派なメダカを目指してみてください。
産卵と稚魚育成を効率よく行うために。容器と産卵床を工夫しよう。
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