メダカを屋外で飼育する場合、容器選びはとても重要なポイントです。
屋内と比べて日光や水温の急変、外敵の侵入といった不安要素があるので、状況によって適した容器を選ぶ必要があります。
そこで今回は、メダカを屋外で飼育する際におすすめしたい飼育容器を5つご紹介します。
AQUAさん
メダカの屋外飼育に適した容器とは
メダカの屋外飼育に向く容器にはポイントがあります。
それは“底が浅いこと”です。底が浅いとメダカを観察するのが容易で健康状態を管理しやすいといったメリットがあります。また、容器を屋外に置いておくとトンボが卵を産み孵化して、知らぬ間にヤゴがいることも珍しくありません。
ヤゴはメダカの天敵なので、見つけ次第取り除かなければなりませんが、底が深い容器では目が行き届きにくいこともあって発見が遅れてしまう場合があります。その点、底が浅い容器であれば外敵の侵入にも気付きやすいので、被害が出る前に対処することが可能です。
また、屋外は直射日光の影響で容器が傷みやすいため、強度も重要な要素といえます。
メダカの屋外飼育メダカの屋外飼育におすすめの飼育容器5選!
メダカの屋外飼育におすすめの容器を5つご紹介します。
設置場所や観察のしやすさ、飼育密度などを考慮してスタイルに合った容器を選んでみてください。
ガラス・アクリル水槽
屋内飼育では一般的な水槽も屋外で使いたくなるかもしれませんが、寿命が極端に短くなったりする場合があるので注意が必要です。
前後左右から観察できるので、観賞性に優れます。一方、日光が直接差し込むため水温が上昇しやすく、メダカに負担をかけてしまうことも珍しくありません。また、冬場は急な水温の低下を注意する必要があります。
そのため、水槽を屋外で使用する場合は直射日光が当たらない場所に置く、もしくは遮光性の高いもので日光を遮るようにしましょう。
プラ船・トロ船
プラ箱40 ブラック
プラ船はメダカの屋外飼育では一般的で、底が浅いこともあって多くの人が愛用しています。
強度がありサイズも選べるので、特におすすめしたい容器の一つです。デメリットとしては地味で無骨なので観賞性が低く、玄関など人目に付く場所に置く際は考える必要があります。
発泡スチロール容器
発泡スチロール容器の特徴は何といっても“保温性能”の高さです。
水温の急変を抑えることができるので、水温管理が比較的簡単といったメリットがあります。一方で、強度面に心配があり、破損する可能性も否定できません。また、直射日光が当たる場所では劣化しやすいため、長期間使用することは難しいでしょう。
消耗品と割り切って、傷んできたら買い替えることをおすすめします。
コンテナボックス
もともとは工具などの片付け用に売られているものですが、丈夫さとサイズ、黒い色で選ばれています。メダカを屋外で飼育する際には太陽光が容器の底まで届くほうが良いとされていますが、あまりにも日差しが強かったり、梅雨明けの急激な温度上昇はメダカの命に関わるので、日よけなどと合わせて使うことがポイントと言えます。
雨水で溢れてしまう対策で水抜け穴を空けて使う人もいます。品種や稚魚が増えた際には非常に便利です。
Astage(アステージ) NVボックス #13 ブラック W約28.7×D約43.5×H約14.5cm
グリーンパル システムコンテナBOX #10 ブラック
グリーンパル システムコンテナBOX #22 ブラック
ホームセンターでよく目にするコンテナボックスも使用することができます。サイズやカラーが豊富で強度も十分と目立った欠点はありませんが、見た目はあまりよくありません。観賞性を重視しないのであれば、おすすめしたい容器です。
睡蓮鉢
睡蓮鉢は観賞性を優先したい人には特におすすめです。
陶器の落ち着いた雰囲気とメダカの泳ぐ姿は見た目にも美しく、玄関や店先など人目に付く場所にマッチします。しかし、陶器ということもあって重く破損してしまうことも考えられます。
また、値段も張るので複数置きたい場合は向いていません。観賞性は少し下がりますが、プラスチック製の睡蓮鉢もあるため、陶器のデメリットが気になる場合は検討してみてください。
屋外飼育用の容器は目的に応じて選ぼう!
飼育のしやすさでいえば、プラ船や発泡スチロール容器が向いていますが、観賞性の面では水槽や睡蓮鉢に軍配が上がります。
どちらを重視するかは人それぞれなので、目的に応じて容器を選ぶことをおすすめします。
アクアリウムに関する質問はこちらから!