メダカを飼育していて、1匹、また1匹と死んでいき、全滅してしまった経験はありませんか?
丈夫な魚ではありますが、ちょっとしたミスや管理不足で死んでしまうことは珍しくありません。しかし、せっかく飼い始めたメダカには、元気に泳ぎ回ってほしいと思うのは当然のことです。
そこで、今回はメダカが死んでしまう原因と対策をご紹介します。
AQUAさん
メダカが死んでしまう原因と対策
メダカが死んでしまう原因は、次の6つのどれかに当てはまることが多いです
- 水質・水温の急変
- 水質の悪化
- 酸欠
- 病気
- 天敵による被害
- 殺虫剤の影響
調子が悪かったり何匹か死んでしまったりなどする場合は、要チェックです。
水質・水温の急変
水質や水温の急変は、「pHショック」「水温ショック」といったショック症状を引き起こします。
起こりやすい状況は、
- メダカを水槽に導入するとき
- 水換え
この2通りで、変化が大きければ大きいほど死んでしまう確率は高くなります。対策としては、水槽にメダカを入れる際にしっかり「水温合わせ」と「水合わせ」をして急変を防ぐことが大切です。
また、水換えは1度に多くの水を換えるのではなく、週に1回、水槽の1/3程度の水量を目安にすると良いでしょう。

水質の悪化
水作 プロホース エクストラ S
メダカは、水質の悪化に強い魚ではありますが、あまりに汚れると体調をくずしてしまいます。
水換えはもちろん、「プロホース」などで底砂を掃除して水質の悪化を防ぎましょう。

酸欠
溶存酸素(水に溶け込む酸素)が少なくなることで起こる「酸欠」は、とても危険な状態で、対処が遅れると全滅してもおかしくありません。
水温が上昇すると溶存酸素が少なくなるので、夏場は特に注意が必要です。表層を力なく泳いでいたり水面で口をパクパクしたりなど、酸欠の症状を確認したらすぐにエアレーションをしましょう。
また、飼育密度が高いとそれだけ酸素を消費してしまうため、飼育水1Lに対して1匹を目安に数を調節することおすすめします。
ジェックス e‐AIR 4000WB エアーポンプ 吐出口数2口 水深40cm以下・幅60cm水槽以下

病気
病気も大量死の原因としては一般的です。
- 白点病
- 尾腐れ病
- 水カビ病
などは体に症状が出ていないかチェックすることが重要です。1度発症してしまうと、体力のないメダカは死んでしまうことも少なくありません。
病気になる前に、水を清潔に保ったり健康状態を欠かさずチェックしたりして予防しましょう。発症してしまったら、「薬浴」で治療します。

天敵による被害
屋外飼育の場合は、天敵にも要注意です。
- ヤゴ
- カラス
- ネコ
- アライグマ
これらの動物によって、1度にたくさんのメダカが食べられてしまうこともあるので、ネットを被せるなどして対策しましょう。

殺虫剤の影響
意外と盲点なのが、「殺虫剤」の影響です。
部屋に害虫が出た際に、水槽の近くで殺虫剤を使用してメダカが死んでしまうことがあります。直接吹き付けるタイプは注意しやすいのですが、部屋にワンプッシュするタイプは意識せず使ってしまうことも珍しくありません。
必ず影響が出るわけではありませんが、使用直後にメダカの様子がおかしければ控えた方が良いでしょう。
メダカが死んでしまう前にしっかり観察して対策を!
メダカが死んでしまうには必ず理由があります。
日々観察して、調子がおかしくないか餌をちゃんと食べているかなど、健康状態を把握しておくことが大切です。異常を感じたら、ここでご紹介したなかに当てはまる原因がないかチェックしてみてください。
いち早く対策することで大量死を防ぐことができるはずです。

