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メダカが弱る・元気がない!原因と対策について考えます

メダカを飼育していると、元気がなく弱々しく泳ぐ姿を見かけることがあります。原因がわからないまま様子を見ていると、次の日には死んでしまっている場合も珍しくありません。このようなケースは、原因をいち早く特定して対策できれば改善することもあります。

しかし、初心者の方には判断が難しく戸惑ってしまうことも多いです。

そこで、今回はメダカが弱る・元気がない場合の原因と対策について考えます。まず第一に、メダカの体調の変化は「エサの食い」に現れます。普段よくエサを食べているメダカが寄ってこない、ゆっくりと食べている、というときは、体調不良のサインです。

AQUAさん

「どこか調子が悪いけれど原因がわからない」というのは、メダカの飼育ではよくある話です。体・泳ぎ方のちょっとした変化をヒントに、メダカの身になにが起こっているのか特定して早めに対策しましょう。

メダカが弱る・元気がない場合の原因と対策

メダカの調子が悪いときは、次の7つに当てはまっていないか確認してみてください。

  • 夏場の高水温
  • 冬場の低水温
  • 水質の悪化
  • 酸欠
  • 病気の初期症状
  • 老衰

水換えや給餌など、日頃の世話のなかに原因がある場合も珍しくないので、行動を振り返ってみることも大切です。

エサの与え方に注意

メダカ飼育でもっとも簡単そうに見えて、難しいのは「エサやり」です。

理想は1日3-4回、1分くらいで食べきる量を与えること。ただ、お仕事のある人は1日何回も与えることもできません。だからと言って、まとめて与えることは避けます。

メダカは消化不良から体調を崩すことが多いので、回数に関係なく食べきる時間は1分程度を目安にします。屋外飼育の場合は自然に発生するコケや微生物がいるのでエサの回数が少なくても大きな問題にはなりません。

室内水槽の場合は、できるだけ1日2回はエサを与えるようにしましょう。そして、日没、または消灯の2時間前までに夕方の給餌を終えます。メダカは消化に2時間くらい時間をかけます。そのまえに活動が停止すると、それもまた消化不良の原因になります。

餌やりの回数が限られる飼育スタイルを助けてくれるエサも販売されています。


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夏場の高水温

夏場にあまりにも水温が上がると、メダカが弱ってしまいます。

比較的高水温に強いメダカでも30度以上は要注意、35度以上は危険信号です。冷却ファンやすだれなどの日除けを使って対策しましょう。

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繁殖時にも要チェック!メダカを飼育するときの最適な水温とは

すだれなどで対策をしても、2020年のように気温が38℃を超えるようであれば限界があります。特に屋外容器では連日気温が高いと、水温が24時間下がらない状態となり、水温がどんどん上昇します。

ですので、猛暑日が続くようなら、夕方か朝に一度、容器の水を交換してしまうことをおすすめします。水質が同じ水であれば全交換、水質が異なるようなら、半分程度を交換します。古い水のままメダカを小さなボウルなどに移し、それを新しく水を交換した容器に30分程度浮かべておけば、水温は一定になります。

冬場の低水温

冬場に水温が10度を下回ると活動が鈍り、底でじっとして元気がないように見えます。

ただ、これは冬眠の前兆なので心配する必要はありません。水温が上昇する春まで冬眠させてあげましょう。

メダカを冬眠させる方法を解説!水温の低下と凍結に気を付けよう

水質の悪化

メダカは水質の悪化に強い魚ですが、ひどく汚れた水は健康に良くありません

特に、水中の有害なアンモニアや亜硝酸をバクテリアが硝酸塩に変える流れ(硝化サイクル)が上手くできていないと、最悪の場合中毒症状を起こして死んでしまうこともあります

容器の水量1Lに対してメダカ1匹、という範囲で飼育している限りは、余程のことがない限り水質は急激に悪化しません。その「余程」というもののほとんどは、「餌の与えすぎ」です。エサを与える量ももちろんですが、夕方、暗くなる前に与えても、夜の間にメダカは活動をしないためエサを食べない、食べても消化できず体調不良の原因になることがあります。

酸欠

水面を力なく泳いだり口をパクパクさせたりしていたら、酸欠の可能性があります

特に水温が高い夏場は、溶存酸素(水に溶け込む酸素)が減少するため、要注意です。酸欠の場合は、エアレーションで酸素を供給すると回復します。

屋外で飼育している場合は、水深が浅くてもいいので、水面の面積が広い容器のほうが水中に酸素が溶け込みやすくなります。

メダカの飼育にエアレーションは必要?使った方が良い状況を解説

病気の初期症状

病気の初期症状が、体調不良として現れることもあります。その体調不良の最初のサインは「エサの食いが悪くなる」です。

体に異常がないか入念にチェックして、病気がわかり次第治療しましょう。判断ができない場合は、きれいな水質を維持したり塩水浴したりなどして回復力を高めます。

メダカの体調不良は塩水浴で治す!効果と方法を解説します

老衰

長期間飼育している場合は、老衰の可能性があります

飼育下のメダカの寿命は2~3年、長くても5年ほど。残念ながらできることがないので、温かく見守ってあげてください。

メダカの寿命は何年?死因と長生きさせるポイントを解説

メダカの調子が悪い原因を把握して早めに対策を!

メダカの調子が悪いと感じたら、

  • 夏場の高水温
  • 冬場の低水温
  • 水質の悪化
  • 酸欠
  • 病気の初期症状
  • 老衰

など、メダカに影響を与えている原因がないかチェックしましょう。早めに特定できると症状が軽いうちに対策できるので、改善する確率が上がります。

 

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