「観賞魚の繁殖は難しい」というイメージを持っている人は少なくありませんが、メダカに関して言えば、とても簡単です。
水温や日照時間といった条件がそろうと自然と産卵するので、メダカ飼育の醍醐味として楽しむ人も多いです。ただし、効率よく繁殖させるためには産卵床が必要で、なかでも「人工産卵床」は扱いやすいことから、多くの人が利用しています。
そこで、今回はメダカの繁殖におすすめの人工産卵床を5つご紹介します。
AQUAさん
人工産卵床とは
「人工産卵床」は、スポンジや繊維で作られた、メダカが卵を産み付けるためのアイテムです。
水草と違って枯れることがなく扱いやすいこともあって、繁殖によく用いられます。人工とは言っても、天然素材を使ったものも少なくありません。
フロートと一緒になった「浮上タイプ」が一般的ですが、卵が付着しなかったときのために、底で卵を確保する「沈下タイプ」を併用すると、より効率的に採卵することが可能です。

メダカのおすすめ人工産卵床5選!
メダカの繁殖におすすめの人工産卵床を5つピックアップしてご紹介します。
- 形状
- 色
- 素材
など、それぞれ特徴があるので、産卵床選びの参考にしてみてください。

ジェックス メダカ元気卵のお守り産卵床 4色(青赤緑白) 4個入
明るい色合いのフロートが特徴的な人工産卵床です。
産卵床で1番重要なスポンジ部分には、抗菌作用のある繊維が用いられ、卵の天敵であるカビを防ぐ効果が期待できます。また、卵を産み付けやすい形状をしているだけでなく、見つけやすい色合いをしているため、産卵状況を確認しやすいといったメリットも。
フロートとスポンジを外して掃除できるのも嬉しい点です。
スドー メダカの天然産卵藻
天然の「シダ」を使って作られているので、産卵しやすいだけでなくメダカにも優しいです。
水草のように光量によって枯れてしまう心配はありませんが、長期間使用していると汚れたりボロボロに傷んだりするので、新しいものに交換する必要があります。
ジェックス メダカ水景 天然産卵草
柔らかく水中で立体的に広がる、メダカが産卵しやすい人工産卵床です。
染色された天然の「シダ」は、見た目が美しく観賞性も確保できます。重りが付いているので、一ヶ所に固定して産卵床兼アクセサリーとして使うのもおすすめ。
比較的丈夫で長期間使用できますが、採卵率に影響するため古くなって傷んできたら交換しましょう。
スドー メダカの棕櫚産卵床 小
天然素材の棕櫚(シュロ)は、丈夫なうえに細い繊維が集まっているので、メダカの産卵に適しています。
茶色は、卵が目立ち採卵しやすいといったメリットも。棕櫚のみを入手して産卵床に加工できますが、手間が面倒な方はこちらの製品がおすすめです。
ジェックス メダカ水景 ふわふわ産卵草 M
樹脂繊維の細かい葉がメダカの卵をよくキャッチします。
天然素材ではないので、自然な雰囲気がない反面、強度が高く長期間使い続けることが可能です。土台付きということもあって、固定してレイアウトにもできます。
浮上タイプの産卵床から落ちた卵を確保する目的で入れても良いでしょう。
人工産卵床はメダカを効率的に繁殖させる必需品!
メダカの産卵床では、人工産卵床と水草の2択になりますが、扱いやすさを考えると人工産卵床に分があります。
- 強度が高い
- 掃除しやすい
- 長期間使用できる
ということもあって、初めて繁殖に挑戦される方には特におすすめです。自然な雰囲気や色味は欠けるかもしれませんが、効率的に繁殖させたい場合の必需品と言っても過言ではありません。
産卵床選びでお悩みの場合は、こちらでご紹介したものを参考にしてみてください。


