観賞魚の繁殖と聞いて、難しいイメージを持っている人は少なくありません。
実際のところ、水温や日照時間、ペアの相性など、経験がないと簡単にはいかないのも事実です。しかし、観賞魚といってもメダカの場合はとても簡単に繁殖させることができるため、たくさん殖やしたり本格的に品種改良したりと、初心者の方からベテランまで人気があります。
今回は、幅広い層が楽しんでいる、メダカの繁殖が人気な理由をご紹介します。
AQUAさん
メダカの繁殖が人気な理由
メダカの繁殖が人気な理由は、簡単というだけではありません。
- 品種改良に挑戦できる
- 小さな飼育スペースで繁殖可能
- 稚魚用の餌や飼育器具が充実している
といったように、ハードルが低いうえに品種改良という深く楽しめる要素もるのが大きな理由です。
具体的に解説していきます。
メダカの繁殖はとても簡単
メダカの繁殖が人気な大きな理由は、簡単に挑戦できることです。
水温:26度程度
日照時間:13時間以上
この2つの条件を整えて、しっかり餌を与えていれば、特別な技術がなくても繁殖させることができます。
雌雄の判別もしやすく、ペアリングで悩むこともありません。また、加温しなくても飼育できることから、たくさん生まれても飼育容器だけあれば良くヒーターの電気代で生活を圧迫することもありません。
メダカは、繁殖させやすい要素がすべてそろった魚といえます。
ペアの相性?水温?日照時間?メダカの産卵には条件がある!品種改良に挑戦できる
メダカは比較的簡単に品種改良できるのも、繁殖が人気の理由です。
繁殖回数が多く、条件さえ整えば1日1回ペースで産卵させることもできるので、1シーズンに3世代の累代も難しくありません。それだけ短い期間で品種改良を進められるため、目的のメダカを作出しやすいです。
- 体型(ダルマ、ヒカリなど)
- 体色(朱赤、ブラック、三色など)
- ヒレ(ヒレ長、背ビレなし、スワローなど)
- 目の大きさ(スモールアイ)
といった特徴をはっきり発現させたり複数かけ合わせたりなどして、今までにないメダカを作出することも不可能ではありません。
専門的な知識がないと難しい品種改良ですが、メダカの場合は挑戦しやすいうえに、理想の品種を生み出すために深く楽しむこともできます。
メダカの繁殖や品種をかけ合わせるときの理想的な匹数とは? メダカが一生の間に産卵する卵の数は?産卵回数や卵数を増やす条件も解説小さな飼育スペースで繁殖可能
メダカは小さな魚なので、ちょっとした飼育スペースがあれば繁殖に挑戦することができます。
魚の繁殖では、基本的に1ペアごとに水槽が必要で、生まれた稚魚用の飼育容器も考えると、相応の飼育スペースが必要です。しかし、メダカの場合は、バケツやプラスチック容器、2Lペットボトルを切り抜いたものでも繁殖や飼育ができるので、場所に困ることがありません。
稚魚用の餌や飼育器具が充実している
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メダカは繁殖がさかんなこともあって、稚魚用の餌や飼育器具が充実しています。
メダカの稚魚は、餓死しやすく繊細な面があるものの、
- 専用の人工飼料
- 生き餌
- 隔離用飼育ケース
など、稚魚から成魚になるまでに必要なアイテムが多数販売されているため、どなたでも簡単に成長させることが可能です。また、効率よく産卵させるための人工産卵床もあります。
産卵から稚魚の飼育まで最適な環境を整えやすく失敗しにくいので、だれでも挑戦しやすいことが人気につながっています。
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メダカの産卵グッズ 売筋ランキング繁殖はメダカ飼育の醍醐味!品種改良にも挑戦してみよう
メダカの繁殖が人気な理由は、
- 繁殖が簡単
- 品種改良に挑戦できる
- 小さな飼育スペースで繁殖可能
- 稚魚用の餌や飼育器具が充実している
といったように、簡単なことにくわえ繁殖や稚魚を飼育するための環境が整えやすいことです。さらに、品種改良という深く楽しめる要素もあるので、初心者の方からベテランまで幅広い層から支持されています。
メダカは飼育するだけでとても楽しい魚ですが、繁殖も醍醐味です。今シーズンは、メダカの繁殖に挑戦してみませんか?
メダカの産卵と繁殖 その1【産卵編】 メダカの産卵と繁殖 その2【孵化編】 メダカの産卵・繁殖 その3【成長編】
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