メダカは、観賞魚のなかでも特に飼いやすい魚です。
ただ、飼いやすいといっても種類によって飼育難度は変わり、やや難しいものもいます。「メダカは簡単」と聞いて飼い始めたのにどんどん数が減っていく場合は、飼育が難しい種類かもしれません。
そこで、今回は初心者の方におすすめしたい、メダカのなかでも特に飼育しやすい種類をご紹介します。
AQUAさん
原種に近い種類は丈夫で飼育しやすい
メダカは、原種に近い方が丈夫で飼いやすい傾向があります。
近親交配をしても影響が出にくい魚ですが、それでも品種改良を重ねて作出されたメダカは原種よりも繊細です。また、体型やヒレに特徴を持たせた品種は遊泳力が弱く餌が食べにくかったり視力が弱いことで餌を見つけにくかったりと、やや飼育が難しい場合があります。
特別派手ではありませんが、原種に近いメダカの方が飼育のハードルは低いので、魚の飼育が初めての方にもおすすめです。

飼いやすいメダカの種類
メダカのなかでも、特に飼いやすい種類をご紹介します。
どれも丈夫なうえに、価格もお手頃なので最初の1匹に最適です。
クロメダカ
黒メダカ 10匹 [生体]
「クロメダカ」は、日本の川や池に生息する“原種”のメダカです。
非常に丈夫で、水質の変化にも強いため、もっとも飼育しやすいメダカと言っても過言ではありません。名前の通り、黒っぽく華やかな見た目ではありませんが、落ち着いた雰囲気があり陶器の飼育容器がよく似合います。
通販やアクアリウムショップで購入することができますが、近場に生息していれば自分の手で採取して飼育することも可能です。
ヒメダカ
【生体】ヒメダカ 10匹 大和郡山産 死着保障1匹 メダカ めだか アクアランド大阪
「ヒメダカ」は、クロメダカの突然変異(黒色素胞を持たない)を固定した品種です。
飼育が簡単かつ明るいオレンジ色の体色がきれいで、入門種としても人気があります。もっとも流通量が多いメダカなので、入手も難しくありません。
白メダカ
【生体】シロメダカ 30匹 めだか シロメダカ 白メダカ
「白メダカ」は、ヒメダカと同様、クロメダカの突然変異から生まれた品種です。
黒色素胞がなく黄色素胞も発達していないため、白が発色しています。ヒメダカほど流通していませんが、決して珍しい品種ではありません。丈夫で繁殖もしやすいおすすめのメダカです。
楊貴妃(ようきひ)
楊貴妃めだか 10匹セット [生体]
ヒメダカをさらに濃く発色させたような朱赤色が特徴のメダカです。
鮮やかな体色だけでなく流通量も多いことから、初心者からベテランまで幅広い層から人気があります。
幹之(みゆき)
青みゆき(幹之)めだか強光~スーパー光 10匹セット [生体]
背中が白く光る大変美しい品種です。
光る面積によって、「スーパー光」や「鉄仮面」呼ばれることもあります。これまでにご紹介した品種のなかでは難しい部類ですが、初心者の方でも飼育できるレベルです。
流通量が多くないので、通販や専門店で探すことをおすすめします。
ダルマメダカは飼育が難しい?
楊貴妃ダルマメダカ [生体]
ここまでご紹介したメダカの飼育は簡単ですが、一方で「ダルマメダカ」は難しい傾向があります。
品種改良によって、背骨の数が少なく負担がかかりがちなのが大きな要因です。泳ぎも上手くないので、他の品種と一緒にすると餌を食べ損ねてしまうことも少なくありません。
繁殖も難しいことから、初心者の方にはおすすめしないメダカです。
メダカの飼育を始めるなら簡単な種類がおすすめ!
メダカは飼育が簡単な魚の代名詞のような存在ですが、初めて魚を飼育する場合は、ここでご紹介した特に飼いやすい品種をおすすめします。
丈夫で飼育しやすいだけでなく、繁殖も難しくないので、メダカ飼育の醍醐味を十分味わうことができます。慣れてきたら、違う品種にも挑戦してみてください。


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