メダカを飼い始めて間もなく、旅行や急な出張で家を留守にするとき、どうしていますか?
「しばらく世話ができないから多めに餌をあげよう」
そう考える人もいますがそれは間違いで、食べ残しによる水質の悪化を招いてしまう可能性があります。
外出中ではなにかあっても対処できないので、適切な方法で事前に対策しておくことが重要です。
そこで、今回はメダカを飼育しながら家を留守にするときの注意点を5つご紹介します。
AQUAさん
メダカ飼育で家を留守にするときの注意点
メダカを飼育しながら家を留守にするためには、ポイントがいくつかあります。
メダカの状態によっては長期の外出を控えたほうが良いこともあるので注意しましょう。
外出前に餌をあげすぎない
メダカに限らず、魚を飼育して間もない人がやってしまいがちですが、外出前に大量の餌をやらないようにしましょう。
メダカは2~3週間程度、餌をあげなくても餓死することはありません。むしろ、多めに餌を与えることで食べ残しが増え、水質の悪化を招きます。
特にメダカの場合は胃がないので、食いだめすることができません。そのため、ちょっとした外出であれば特に対策する必要はないでしょう。
もし、1ヶ月近く家を留守にするのであれば、
- 自動給餌機を使う
- 種類によっては浮草(ミジンコウキクサなど)が非常食になる
- グリーンウォーターにする
といった方法もあります。
自動給餌機は時間になると作動して給餌してくれる便利なアイテムです。
雑食性のメダカは浮草を食べることも珍しくはないので、飼育容器に浮かべておくことで非常食になります。また、グリーンウォーターには植物プランクトンが豊富に含まれているため、餌として利用することが可能です。
メダカに餌を与える頻度や量は?理想的な給餌方法を解説!水換えは外出前に少しだけ
留守中の水質悪化を心配して、直前に大量の水換えをするのはおすすめしません。
水質が急変してしまい、メダカが体調を崩してしまうことがあります。基本的に水質が安定していて、ろ過フィルターも作動していれば問題ありません。
もし、心配なようであれば、留守にする2、3日前に少しだけ水換えしましょう。
照明は消す、もしくはタイマーを使う
屋内飼育の場合、照明はつけっぱなしにせず、消すことをおすすめします。
照明に大きな負荷がかかるだけでなく、コケが大発生して水質悪化につながることも。
ただ、あまりにも真っ暗な環境ではメダカの生活リズムがくるってしまい健康に良くないので、タイマーの使用も検討してみてください。
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天敵対策をする
屋外飼育の場合は天敵対策をしてから出かけましょう。
人気がなくなると野生の生き物が近付きやすいため、メダカが食べられてしまうことがあります。帰宅したころにはもぬけの殻、という事態を避けるためにも対策は必要不可欠です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
メダカが食べられる?屋外飼育で気を付けたい天敵とその対策孵化したばかりのメダカは世話が必要
孵化したばかりのメダカは成魚ほど丈夫ではないため、できるだけ長期の外出は控えたほうが良いです。
小さい稚魚には餌を常に供給する必要があり、長期間餌を与えないと餓死してしまうことも珍しくはありません。
急な用事でどうしても家を空けなければならない場合は、飼育水をグリーンウォーターにすると植物プランクトンを餌として食べますが、可能であれば多少大きくなるまで長期の外出は避けることをおすすめします。
産卵と稚魚育成を効率よく行うために。容器と産卵床を工夫しよう。メダカを飼育しながら長期間留守にするときは対策を万全に!
メダカは丈夫な魚なので、2~3週間程度であればあまり神経質になる必要はありません。
それ以上の期間、もしくは心配なようであれば、ご紹介した方法を参考にしてみてください。対策は万全に越したことはありません。
初心者でも分かるメダカの飼育方法
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