水換えは、水質を改善する最も効果的な方法で、メダカ水槽でも定期的に行う必要があります。
しかし、誤った方法で水換えをすると水質が急変して、かえってメダカに危険がおよんでしまうことも。
そこで、今回はメダカ水槽の水換えをする際に、初心者の方がやってしまいがちな失敗をご紹介します。合わせて対策も解説するので、水換えをする前に1度目を通してみてください。
AQUAさん
メダカ水槽の水換えで初心者がやってしまいがちな失敗と対策
メダカは、水質の変化に強い魚ですが、汚れた水で飼育を続けると体調をくずしてしまいます。
また、あまりに水質が急変すると、いくらメダカと言ってもショック症状を起こしかねません。飼育を始めて間もないと、勝手がわからず思わぬミスをしてしまうこともあるため、あらかじめ失敗例と対策を把握しておきましょう。
メダカ飼育の失敗例6選!初心者がやってしまいがちな問題とは水槽の大半の水を換える
1度に多くの水を換えると、水質が急変して「pHショック」を起こしてしまうことがあります。
pHショックになると死んでしまうことも少なくないため、細心の注意が必要です。水換えをする際は、多くても水槽の1/3程度の水を換えるようにしましょう。
メダカを水槽に放すまでの段取りをご紹介!水温・pHには要注意水温を合わせない
新しく入れる水と飼育水の水温が大きく違うと、「温度ショック」につながります。
温度ショックは、水温の急変によるショック症状で、命に危険がおよぶことも少なくありません。特に、夏場や冬場は水道水と飼育水の水温に差があるため、水温合わせをして温度差をなくすことが重要です。
無加温飼育の場合は、水槽の横に水換え用の水を汲み置きしておくことで水温を合わせることができます。冬場に加温飼育しているのであれば、ヒーターを使って水温を調整してから水槽に注ぎましょう。
水道水のカルキを抜き忘れる
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水道水には魚にとって有害な塩素(カルキ)が含まれているため、そのまま水換えに使うとメダカの健康を害してしまう可能性があります。
市販されている「カルキ抜き」を添加することで簡単に除去できるので、水換えに水道水を使用する場合は必ず用意しましょう。また、水道水を日の当たる場所に1~2日汲み置きしておくことでもカルキを取り除くことができます。
勢いよく水を注いで底砂を巻き上げる
水換えの際に勢いよく水を注ぐと、底砂を巻き上げてしまうことがあります。
底砂にはフンや食べ残しといった汚れが溜まりやすく、メンテナンスが行き届いていないと病原菌の温床になっていてもおかしくありません。
そのような底砂を巻き上げてしまうと、水槽内に病原菌を蔓延させてしまう危険があるため、新しい水を入れる場合は、水槽の壁面やレイアウトに水流が当たるようにして勢いを抑えましょう。
メダカの飼育に適した底砂をご紹介!砂利・ソイルどう使い分ける?水換えの頻度が低い
メダカは水質の変化(悪化)に強い魚ですが、水換えの頻度があまりに低いと体調をくずしてしまうことがあります。
頻度は成体の数にもよりますが、1週間に1回が目安。同時にプロホースなどで底砂の掃除をすると、より効果的です。
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メダカ水槽の水換えは正しい方法と頻度で行おう!
メダカは丈夫な魚なので、水質に関してあまりシビアに扱わなくても飼育することができます。
ただし、水換えは水質を改善する効果が期待できるとともに、急変させてしまうこともあるため、正しい方法と頻度で行うことが重要です。
今回ご紹介した失敗例と対策を念頭に置いてもらえれば、同じ失敗をするリスクを大幅に下げることができるので、水換えの際には参考にしてみてください。
メダカ水槽の水換え 屋外飼育に水換えは不要?手間をかけず水質を維持する方法