初めてのメダカ飼育を応援!メダカのいる暮らしで癒やしの毎日を

プロブリーダーに聞く!Q&A

戸松具視(とまつ・ともみ)

1978年、埼玉県生まれ。埼玉県日高市にある改良メダカと園芸の専門店「花小屋」店主。日本メダカ協同組合理事長。メダカ専門店を営んで18年。プロブリーダーとして、品評会なども定期的に開催、イベントでの講演や著書執筆多数。年間2万匹以上のメダカを作出。

花小屋オフィシャルサイト記事 メダカの飼い方 メダカの病気


夏場の対策

プロからのアドバイス

花小屋 戸松さん

気温が35℃を超えるような猛暑では、日陰をつくるだけでは不十分です。

屋外容器の水温は日中上がり夜下がるのが普通ですが、連日暑い日が続くと、水温が積み重なるように上昇していき、メダカが生きられない水温に達します。

対策としては、水温が上がっていない水に容器の水を換えることです。30分程度、十分に時間をかけてボウルなどにメダカを入れて浮かべるなど、水温合わせを行なった上で、新しい水に放します。水質の変化を抑えるためには、日頃から室内などに水を汲み置きしておき、夏場は毎日一定量を交換する週間をつけると良いと思います。

 

プロからのアドバイス

花小屋 戸松さん

水が蒸発するくらいの日光は、メダカは大好きです。
自然のメダカは浅瀬で太陽光をたっぷり浴びて育ちます。限られた環境の容器では水は蒸発しますので、蒸発した分は足していきましょう。メダカの体調に変化がなければ、足し水だけで大丈夫です。強い太陽光はメダカにとってプラス、と考えて、部分的に日陰をつくる、水温が上昇しすぎる場合は換水するなどの対策を同時にとります。

メダカの体調管理

プロからのアドバイス

花小屋 戸松さん

とにかく、「エサをあげたときのメダカの動き」を注意して見ることが大切です。
メダカは慣れてくると人影を見ただけでエサを欲しがって集まってきます。エサをあげるとすばやく泳ぎ回りながら、争ってエサを食べます。

水質が悪化したり、環境変化でストレスがかかると、メダカたちはエサを勢いよく食べなくなります。それがメダカたちが体調を崩すサインです。そのサインを見たら、すぐに水換えをします。水換えは水質さえ同じであれば、できる限り多くの水量を替えてしまったほうが良いでしょう。

ただし、水温の変化には要注意です。今泳がしている容器の水と一緒にメダカをすくいだし、それをボウルなどに入れて、新しい水を入れた容器に少なくとも30分程度、浮かべておき、水温を合わせます。水質が異なる場合は、少しずつボウルに新しい水を足していきますが、基本的には、水換えの頻度を1週間に一度、と決めてしまうことで、水換え用に汲み置きしていた水との水質の差をなくすほうが、メダカには負担が少ないでしょう。

 

プロからのアドバイス

花小屋 戸松さん

一つの原因と考えられるのは、卵のときの環境変化です
遺伝や品種によって背中が曲がってしまう現象は起きますが、一つ、意外に知られていないのが卵のときの環境変化、特に「水温」が急変したときに生じる影響です。

卵は約2週間で孵化しますが、その間にすごいスピードで細胞分裂を繰り返します。その中で水温が急変すると、細胞分裂に何らかの影響が出て、たまたま背骨をつくっているタイミングだと、背曲がりが起きる、ということが考えられます。

卵をカビから守るために、水道水の塩素をつかったカビ防止策や、メチレンブルーの入った水に卵を入れる飼育者さんもいますが、その際に水温変化がないように注意すれば、ある程度は防ぐことができると思います。

 


エサの与え方

プロからのアドバイス

花小屋 戸松さん

メダカ飼育でもっとも簡単そうに見えて、難しいのは「エサやり」です。

理想は1日3-4回、1分くらいで食べきる量を与えること。ただ、お仕事のある人は1日何回も与えることもできません。だからと言って、まとめて与えることは避けます。

メダカは消化不良から体調を崩すことが多いので、回数に関係なく食べきる時間は1分程度を目安にします。屋外飼育の場合は自然に発生するコケや微生物がいるのでエサの回数が少なくても大きな問題にはなりません。

室内水槽の場合は、できるだけ1日2回はエサを与えるようにしましょう。そして、日没、または消灯の2時間前までに夕方の給餌を終えます。メダカは消化に2時間くらい時間をかけます。そのまえに活動が停止すると、それもまた消化不良の原因になります。

餌やりの回数が限られる飼育スタイルを助けてくれるエサも販売されています。


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※本記事は執筆者の経験とノウハウからの見解であり、飼育環境やメダカ個体の状態により状況は異なり、同じ結果になることを保証するものではありません。