メダカに餌を与える時間は楽しく見ているだけで癒されてしまいます。
だからと言って、一度にたくさんあげたり頻繁に給餌したりしていませんか?餌は適切な方法であげないと、かえって体調をくずしてしまうことがあるので要注意です。
そこで、今回はメダカに餌を与える頻度や量をご紹介します。
AQUAさん
メダカに餌を与える頻度や量の目安
メダカに餌を与える頻度や回数は「1日2回、5分以内に食べられる量」が目安です。
あくまで目安なので多少違ってもすぐに影響が出ることはありません。しかし、極端に餌の量が少ないと栄養失調や餓死につながってしまいます。逆に多すぎても食べ残しが増え、水質が悪化して体調を崩してことも珍しくはありません。
そのため、餌は目安を基準にして“適度”にあげましょう。
メダカの給餌方法は季節によって変わる
先ほどご紹介した目安は季節によって変わります。
それは、水温によってメダカの代謝が変わるためです。水温が高ければ積極的に餌を食べるため、多めに与えても食べてくれますが水温が低いと食べることなく食べ残しだけが増えてしまいます。
そのため、メダカの状態をチェックしてから餌を与える頻度や量を調節するのが理想的です。
春
春の前半はまだ水温が上がりきっておらず、活性はあまり高くありません。
表層にいるようであれば、少量の餌を与えて食べるかどうか確認します。食べる場合は目安通りで問題ありませんが、底でじっとして食べないのであれば餌を与えないほうが良いです。
また、1日の間でも水温の変化が激しいため、水温が上がって代謝が良くなる日中に給餌することをおすすめします。
春も後半になると水温が上がり、餌をよく食べるようになるので目安通り与えてみてください。
夏
夏場は水温が高く最も活発にエサを食べる時期です。
目安通り、もしくはやや多めに与えても問題ありません。ただ、与えすぎても食べ残しが増えるようでは逆効果なので、目安を基準にして適切な頻度と量を与えるようにしましょう。
秋
秋は基本的に春と同じ要領で餌を与えます。
春と違うのは後半になると水温が下がって代謝が落ちるので、そのタイミングで与える頻度を減らしたり量を少なくしたりする必要がある点です。
冬
冬になるとメダカの活動が鈍り代謝も落ちます。
底付近でじっとして餌を食べなくなるため、この場合は餌を与えないようにしましょう。
「餓死するのでは?」と思うかもしれませんが、代謝が落ちていることもあってエネルギーをあまり必要としません。むしろ、食べないのに餌を与えると、そのまま食べ残しになってしまい水質が悪化するリスクが高まります。
日中に日が差し込む温かい時間帯があって、水槽内を泳ぎ回っているようであれば少量の餌を与えましょう。
屋内飼育やヒーターを使用して水温が安定している場合は目安通りで!
屋内飼育だったりヒーターを使用して水温が安定していたりなどする場合は、年中通して目安通りで問題ありません。
ただし、屋内飼育でも極端に水温が下がる場所では餌を与える頻度や量を調節する必要があります。
メダカに餌を与える頻度や量は調子を見て決めよう!
メダカに餌を与える場合、基本的には目安通りでかまいませんが、
- 水温
- 食べ具合
の2点に注意して餌を与えるようにしましょう。
先ほど解説したように水温が変われば食べる量が変わります。また、メダカが体調を崩している場合も餌を食べなくなるので、与えるべきではありません。
具体的には、「病気」や「水質の悪化」が見られるときです。当たり前ですが食べないのに餌を与えても意味がないので、問題を解決して食欲が回復してから餌を与えるようにしましょう。
AQUAさん

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