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メダカの飼育にエアレーションは必要?使った方が良い状況を解説

観賞魚の飼育では、ろ過フィルターやエアレーションによって酸素を供給する光景をよく見かけます。

ただ、酸欠に強いメダカの場合は、あまり必要性がなく使っていない人も少なくありません。しかし、状況によっては、メダカでもエアレーションを使用した方が良い場合もあります。

今回は、メダカを飼育するうえでのエアレーションの必要性と使った方が良い状況を解説します。

AQUAさん

メダカは、酸素が少ない環境でも飼育できますが、酸欠の危険性が高ければエアレーションを使用した方が安全です。いざというときのために、1つは用意しておくことをおすすめします。

メダカの飼育にエアレーションは必要?

ジェックス e‐AIR 1000SB エアーポンプ 吐出口数1口 水深35cm以下・幅45cm水槽以下

メダカの飼育では、基本的にエアレーションは必要ありません

酸欠に強い魚で、本来の生息地の河川や池でも、より流れの緩やかな場所を好みます。むしろ、エアレーションが強すぎると、水流ができて体力を奪ってしまうため良くありません。

メダカの特性を考えると、エアレーションのメリットが感じられないのではないでしょうか。

メダカの飼育でエアレーションした方が良い状況

メダカの飼育では、あまり重要視されないエアレーションですが、状況によっては使用した方が良いこともあります

それは、「酸欠の危険性が高いとき」です。酸欠に強いメダカと言っても、酸素が極端に少なくなれば酸欠になってしまいます。

具体的に解説していくので、当てはまるものがあれば注意してください。

過密飼育している

飼育容器の容量を超えて飼育する「過密飼育」では、たくさんのメダカが酸素を消費するので、酸欠になりやすいです

「飼育水1Lに対して1匹」を目安にして、数が多く酸欠の症状が少しでもあれば、エアレーションを用意した方が良いでしょう。

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夏場の水温が高いとき

水温が高いと水中の酸素(溶存酸素)が少なくなるので、酸欠になりやすいです

高水温だけであれば危険性はあまり高くありませんが、その他の要因が重なる場合は注意しましょう。

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飼育容器の開口部が狭い

飼育容器の開口部が狭いと、水面から供給される酸素が少なくなります。

水槽や睡蓮鉢(すいれんばち)のような、一般的にメダカの飼育で使われる容器であれば問題ありませんが、ボトルタイプの飼育容器は気を付けた方が良いです。

エアレーション、もしくは飼育密度を低くして飼育することをおすすめします。

水草をたくさん入れている

光合成によって酸素を供給してくれる水草は、あればあるほど酸欠を防いでくれるように思いますが、実際はその逆です

天気の悪い日や夜間は、呼吸によって酸素を消費するため、たくさん水草があると酸欠になってしまうことがあります。同様の理由で、濃いグリーンウォーターで飼育している場合も要注意。

大繁殖した植物プランクトンが、酸素を消費して酸欠を引き起こす可能性があります。メダカの飼育を始めて間もないと気付きにくいことなので、水草を入れる際は気を付けましょう。

メダカと水草

油膜を除去したい

エアレーションには、水面をゆらして油膜が張るのを防ぐ効果があります

室内飼育で観賞性を重視したい場合に、油膜があると見た目が悪いので、エアレーションを使用して除去します。メダカの場合は、油膜を除去する生体(ブラックモーリーなど)を混泳させにくいこともあって、エアレーションがもっとも手っ取り早く効果的な方法です。

メダカの飼育では状況に応じてエアレーションを使おう

メダカは酸欠に強く、基本的にエアレーションは必要ありませんが、

  • 過密飼育している
  • 夏場の水温が高いとき
  • 飼育容器の開口部が狭い
  • 水草をたくさん入れている
  • 油膜を除去したい

など、水中の酸素が乏しくなる危険性がある場合は用意した方が良いでしょう。また、複数の要因が重なると、酸欠のリスクがグッと高くなるため、気を付けてくださいね。

 

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